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今や自動車産業は環境問題を抜きには語れない状況になってきました。トヨタが先陣を切って生産を開始したハイブリッドカーのプリウスも10周年を越え、すっかり浸透しました。ハリウッドのスターの間では一時期トヨタハリヤーのハイブリッドが人気となり予約が殺到したそうです。ベンツでもフェラーリでもなく、環境に優しいハイブリッドカーがいかに注目されていたのかを物語っています。トヨタのハイブリッド車に初めて乗った人は、スタート時にエンジンを使わず、電動モーターだけで発進することに驚くと思いますが、それだけに燃費がいい理由も実感できるのではないでしょうか。その技術も年々進化しており、最新型のプリウスは、市街地走行でも1リッターで約30キロも走行可能なほどの低燃費を実現しています。対抗する後発のホンダは、ハイブリッド車の低価格戦略に出て、200万円を切る一般車並みの価格が人気となっています。では、世界的にもハイブリッド車がエコカーの中心なのかと言えばそうでもありません。一方では燃料電池車(フューエルセル)の開発も進んでいますし、欧州では何とディーゼルエンジン車がエコカーの主流になっています。日本では石原都知事のパフォーマンスで大変イメージの悪いディーゼルですが、現在の欧州では乗用車の半数近くがディーゼルエンジン搭載車です。最近は「コモンレール」という技術により、排気ガスのクリーンなタイプが開発され、もともと燃費がいいというディーゼルの特性を活かしているのが理由です。いずれにしても、世界的規模で環境問題が自動車を取り巻く、最も大きな課題であることは間違いありません。